2009年12月10日

ヨーロッパは細かい

 ご依頼主さまの世界旅行の思い出のお写真をお借りして

 風景のスケッチを彫りましたよ

 
 

 主にヨーロッパですね

 建物を描いて彫るのってけっこう大変

 ロシアのあれとベネチアのあそこ!

 どんだけ細かいんだよ!

 しかし 適当に省略しちゃってそれらしくしてしまうのがわたしなのさ^^

 は?!曲がってる?!

 ふふふ 小さいことを気にするなよ

 だってこれ心象風景だから  つうかスケッチだから曲がっててもぜんぜんOKだし!(逆切れ)

 ↓これは彫って着色した革の表面にコーティングを施したところ

 

 つやがでて 全体の色が深くなりこの辺からだんだん革の高級感が出てきます

 そして ちょっとショッキングな画像

 

 なんと このきれいな表面に真っ黒いカービングダイという染料を塗りたくるのです

 でもすごくきもちいいんだよ この作業

 彫ったところにカービングダイが入り込んで

 

 これをふき取りながらだんだん磨いていくと・・・

 ↓このようなステキな風合いになってしまったりするからやめられない

 それまでの苦労をすべて忘れてしまう瞬間

 
 
 
 風景画ちゃんはおサイフになってお嫁に行きとってもかわいがられましたとさ 

 そしてクミドーロさんは納品後またもや完成写真を撮り忘れたことに気がつきましたとさ

 でめたし でめたし


 
  
Posted by kumi d'oro at 14:06Comments(11)定番の革絵サイフ